それは赤ら顔の種類によって異なります。
赤ら顔といえば
- 毛細血管拡張症
- 酒さ・酒さ様皮膚炎
- 血管腫
の3つが代表的です。
今回はその他のニキビ跡や脂漏性皮膚炎などは除外してお話します。
再発が起こらない赤ら顔⇒血管腫
血管腫にも老人性血管腫、単純血管腫などカテゴリーがありますが、いずれもレーザー治療によって除去できれば、その後は再発することはまずありません。
ただし、血管腫へのレーザーそのものが一般の治療より強力な照射なので、
- かさぶた(マイクロクラスタ)
- 膿(水疱形成)
- 内出血
- 火傷
- 皮膚の凹凸
といった副作用のリスクがあります。
⇒関連記事:赤ら顔レーザー治療で失敗?副作用の真相をお伝えします
これは病気の性質とレーザー治療の性質から仕方がないことです。
・・・でも正直、ビビってしまいますし、イヤですよね。
なのでカウンセリングで最適なレーザー出力を1人1人に合わせるのはもちろん、初回では強い出力にはしません。
回数を追って、経過を見て、都度レーザーの出力の強弱を調整したり、場合によっては一旦中止してクリームや内服薬などの治療にチェンジすることもあります。
それだけ、顔の内部に網羅された太い血管または塊状のトラブルを治すというのは、デリケートで難しいんですね。
その代わり一旦でも除去に成功し、正常な皮膚組織にも副作用がなかった場合、再発もなく1番美しい肌でいられます。
どうしても施術から1ヶ月~数年のスパンで再発を繰り返す赤ら顔
一方で、毛細血管の拡張が原因の赤ら顔や、酒さ、酒さ様皮膚炎については、数回の施術で顔がきれいになっても、また何年かすると再発してしまいます。
また1回だけの施術である程度改善効果が得られたとしても、1ヵ月から2ヶ月ほど経つと再び再発してしまいます。
この1番の理由として、血管の問題は、普段の環境や化粧品、ストレスなどで影響されやすいからなんです。
例えば医療脱毛クリニックなどでは毛根ごと焼き切るので、再び生えてくる事は少ないですが、毛細血管への赤ら顔レーザー治療の場合は、あくまで血管を縮めるだけです。
赤い色素を焼いたとは言っても血管自体は残っているので、再びそこに血液が多く流れるようになれば、徐々に膨らみを増してきます。
水道の蛇口にホースをつないだ時をイメージしてもらえるとわかりやすいです。
普段流れる水の量ではホースの太さは変わりませんが、蛇口を一気に左に回して解放してしまうと、ホースの水量が多くなり、ホースの太さがどんどん膨らんでしまいます。
赤ら顔になってしまう理由はこれと同じで、何らかの理由で血流が顔に強く流れてしまうことなんですね。
そのため、赤ら顔レーザー治療のおかげで肌がきれいになったら、なるべく赤ら顔専用の化粧水で、血管が拡がらないで過ごせるケアしてあげる方が効果的です。
もちろん肌に合う合わないがあるので絶対とは言えませんが、化粧水の方が明らかにレーザー治療よりは安く日常使いができるので、再発に悩む方にとっては救世主になる可能性が高いです。
コメント